こんにちは!かなこです。
前回は「認定こども園」ってどんなところ?をお伝えしました。
「幼稚園と保育所の良いとこどりな施設」だということがお分りいただけたかと思います。
「認定こども園」に入園しようとすると、避けて通れないのが「1号認定」「2号認定」「3号認定」という言葉。
聞きなれない言葉ですが、どんな意味を持っているのでしょうか?
認定こども園に申し込みをする際キーワードになりますから、しっかりと押さえておきましょう!
1号・2号・3号認定とは?
認定こども園に入園するためには、市区町村から利用のための認定(要は「入園できますよ!」のOKサイン)を受ける必要があります。
「お子さんの年齢と保育の必要性」によって以下の3つに分けられますので、しっかりと確認をしてから申し込みをしましょう。
1号認定 | 満3歳以上で保育の必要性なしの場合 |
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2号認定 | 満3歳以上で保育の必要性ありの場合 |
3号認定 | 満3歳未満で保育の必要性ありの場合 |

ここでは、お子さんがどの認定に当てはまるかお考えください。
幼稚園として利用する場合は1号認定ですよ。
何号認定で申し込むかはっきりしましたか?
申し込み先と時期の違い
何号認定で申し込むかはっきりしたところで、申し込み先と時期についてお知らせしましょう。
申し込み先 | 4月入園のための申し込み受付時期 | |
1号認定 | 入園を希望する認定こども園 | 幼稚園と同じ(仙台では11月1日頃スタート) |
2号認定 | 市区町村 | 保育所と同じ(仙台では11月上旬〜12月上旬) |
3号認定 | 市区町村 | 保育所と同じ(仙台では11月上旬〜12月上旬) |

1号認定は幼稚園への入園申し込みと同じと考えてください。
2・3号認定は保育所入所と同様の方法で申し込みますから、保育が必要な状況を証明する書類が必要になりますよ。
入園許可が下りる時期
こちらも1号認定は幼稚園と、2・3号認定は保育所と同様だとお考えください。

2号認定・3号認定での入園が決まった場合、保育を必要とする時間によって「保育標準時間(11時間)」と「保育短時間(8時間)」の2つに分けられます。それぞれ延長保育(預かり保育)を利用できる時間が異なりますし、保育料も変わってきます。
「号」変更のヒミツ
実は私の娘たちは「認定こども園」に通っていました。
正確に言うと、通っていた幼稚園が途中で「認定こども園」に変更になったんです。
そこで私が実際に見た、「認定こども園に確実に入園させるべく、働くママたちがとった驚きのテクニック」がこちら。
1号認定で入園させてから、2号認定に変更する!!!
というもの。

もう4年以上も昔のことですから、今使える技かどうか定かではありません。
変更可能かどうかは園や市区町村にお問い合わせくださいね。
気をつけたいこと
1号認定で申し込みをして預かり保育を利用しながら働く場合、注意して欲しいことがあります。
それが2号認定と同じサービスが受けられないこともあるということです。
例① 2号認定のお子さんは土曜日も登園OKだけど、1号認定のお子さんはダメ!
例② 2号認定のお子さんの預かり時間は最長19時までだけど、1号認定は18時まで。
例③ 2号認定のお子さんは毎日給食が出るけれど、1号認定のお子さんは週1回はお弁当持参。
園によって異なりますが、こんなこともあるようです。
「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないよう、事前にしっかりと調べた上で申し込みましょう。

1号認定と2号認定、同等のサービスが受けられる園もありますよ!
これまでは同等のサービスを受けた場合、1号認定の方がお金の負担が大きくなっていました。ただし今年度10月から始まる幼児教育無償化に伴い、共働き家庭では預かり保育の利用料金が安くなる見込みです。詳しくは「幼児教育無償化」ついに現実に!!をご覧ください。
まとめ
認定こども園のシステム、なかなか難しいですね。
私自身、理解するのにかなりの時間を要しました。
認定こども園を幼稚園として利用したい場合は園に直接申し込む。これが1号認定。
保育所のように利用したい場合は市区町村に申し込む。これが2・3号認定。
このように覚えていれば基本的にOKです!

1号認定か2号認定かで迷っている場合。
不要なお金を支払いたくないという場合は2号認定での申し込みがおすすめ。
「絶対に○○認定こども園に入れたい場合」や、「早い時期に入園を確定させたい場合」は1号認定での申し込みがおすすめです。